管楽器調律師和田守弘さん来校

リペアとは違う…管楽器の調律って??

新型コロナウイルスが猛威を振るっておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?定期演奏会も延期となってしまい、本校も休校中で部活動ができない日々が続いています。

ですが部活はストップしても準備を止めていてはいけない!ということで、今使っている楽器・この春から金光大阪で吹奏楽をしようと考えている新入生に使ってもらう楽器をメンテナンスをかけることにしていました。

物理的な消耗箇所や凹みなどのリペアは昨年度から相当数直してきたのですが、本校は歴史あるクラブでもあるため、生産されてからかなり時間の経過している楽器も保有しており、直しても直しても音色が復活しないもの・音程や音のツボがずれてしまっている楽器が正直言ってたくさんありました。頭を抱えていたのですが、そこで素晴らしい方と出会うことができました。

管楽器調律師 和田守弘さん

現在、日本で唯一の管楽器調律師として、日本中のプロフェッショナル奏者やオーケストラの楽器を調律している和田守弘さんです。個人で日本中を飛び回って各地で調律をされる多忙な中、なんと4日間に渡って朝から晩まで本校の管楽器をたくさん調律していただきました。

管楽器の調律

調律というと、一般的には楽器の音程を整える作業を言います。「管楽器の調律」というのは、正直言って最初はピンときていなかったのですが、金属で作られた金管楽器や、木管楽器の金属パーツ部分に熱を加えることで金属の分子を整え、部分的に集中しているストレスを解放することを指すそうです。(和田さん、合ってますよね?)

写真では分かりにくいのですが、楽器をバーナーであぶります。結構衝撃的な光景でした。ちなみに焦げたり、変色したりすることはありません。

調律の効果は…

今回はせっかくの機会のため、より細かな部分まで調整をかけたかったため、吹奏楽部のレッスンの先生たちにも調律作業に立ち会っていただき、実際に試奏を繰り返しながらの調律作業を行ったのですが、顧問も先生方もびっくり!!とっても素晴らしい効果を得ることができました。楽器の個体差がなくなり、楽器の設計者が考えた通りの音というか、本来出るべき音がでます。4日間経ってもまだ興奮しています。。。

諦めるしかないのかなぁと考えていた古い楽器たちも、まるで購入したばかりの頃のような音がします。

調律を終えて

金光大阪には「人・物・時間を大切に」という教えがあります。今回の調律作業によって、改めて物を大切にすることの大切さがわかりました。もちろん、新しい楽器を導入することが必要な場面もありますが、今回の調律や日々のリペアで先輩たちが大切に扱ってきたたくさんの楽器を大切に受け継いでいます。今ある楽器、一緒に奏でる仲間、日々の活動などどれをとっても大切にしないといけないですね。

本当にたくさんの楽器を蘇らせていただきました!しかし、実はまだ今回調律が完了したのはすべての保有楽器の約3割ほどなのです。。。まもなく新年度を迎えますが、次年度も和田さんには継続的に調律をお願いしています!素敵な出会いに感謝!

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